原始取得って言うてたやん!
「表題部所有者の登記のない土地を時効取得しても、直後保存登記はできない」
っていう論点がね。
「なんでやねん」って思うんです。
そもそも、時効取得は、民法的には原始取得。
となっているのに、不動産登記法では、移転登記になる。
その時点でモヤッとしてるんですよ私は。
原始取得やったら、それまで存在した登記、全部ガッサーって捨てて、
そこにデデン、と保存登記をする。
これが一番シンプルやし、原始取得の醍醐味っていうか、
「っしゃー!二十年間粘った甲斐あったで!」
ってなるし、私が時効取得する時は、そういう登記が欲しい。
でも、実際は、移転登記になるわ、そもそも保存登記ができないわ、って。
いや、わかりますよ。
登記はただの対抗要件やから、実務上、移転登記さえできたらええんでしょう。
時効取得した人間としても、誰かに取られる心配が無くなれば、それで満足なはずです。
でも!
私が他人の土地をバレずに堂々と、しかし内心ビクつきながら
不法占拠して時効取得した暁には!!
やっぱり、表彰状的な感じで、ご褒美みたいな雰囲気で、
まっさらな!!!登記が!!!欲しい!!!!
まぁ、今のところ、特段、時効取得できそうな不動産に、
心当たりはないんですけどね。
だったら何故そこまで不法占拠側に感情移入してるんかは
よくわからないんですけど、前世がヤドカリやったのかもしれませんね。
居心地の良すぎる貝殻を見つけたヤドカリ。
今日学んだこと。
書ける登記申請書でも、口で言ってみると、つっかえるし、めっちゃ噛む。
時間ない時はでも、口頭で、だけでも、申請書作成した方が良いんでしょうね。